ジョゼと虎と魚たち

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ジョゼと虎と魚たち。この映画は、本当に人生に必要な事の全てが詰まってます！大げさな表現じゃ
なくて、本当にすべてなんだもん‥
実はこの映画を見るのはもう３、４回目です。何度見ても最後のジョゼこと池脇千鶴が、魚を焼いて、
イスからダイブするシーンで、泣いてしまいます。切ないのは、最初からジョゼは男が去って行くこ
とがわかってるんですよね。そう知りながらも一緒にいる。ジョゼにとっては、過去も現在も変らないもので、常にすぐ近くにあるような気がしました。この映画、人によってはかなり後味が悪いかもしれません。物語としては、どう見てもバットエンドです。でも、僕は観賞後とてもすっきりとした気持ちになりました。
だって現実ってこんなもんだもん‥
こういう形で恋に落ちたって、いつか終わりがきますよー。
それを映画だからといって、無理矢理最後まで二人はいつまでも一緒のいましたとさ、ってのは
おかしいと思うし。でも二人の幸せな未来も見たかった気もします。
とにかくいろいろな事を考えさせられます。一度見てみてください！
メゾンドヒミコでもそうでしたが、やはり犬童監督は人をかくのがうまい！
けっこうファンタジーナ内容なのに、物語の中で、生身の人間がしっかり生きていました。
脚本の渡辺あやさんとの相性は抜群にいいと思います！また二人が組んだ作品がみたいです。